「武満徹の音楽による瞑想会」をやろうと思ったわけ
先日、ご案内した「武満徹の音楽による瞑想会」
お問い合わせがありましたので、この会をおこなおうと思った動機についてお話してみたいと思います。
■瞑想のこと
瞑想などというものはインドのお坊さんが宙に浮いてやるもの…
くらいの認識だったのですが最近ではストレス対策として用いられているようです。
先日NHKBS1で放送された「キラーストレス」(ストレスから身を守れ~最新科学で迫る対処法)の中ではマインドフルネスという名前で瞑想が紹介されていました。
グーグルやインテルなどアメリカの大企業が社員研修に取り入れるようになってから
日本の企業でも注目されているとのことです。
私自身、歳を重ねてきてからは、身体に無駄な肉もため込んでいますが
頭にも不要な記憶、真実とは違う歪めてしまっている記憶などため込んでいるな、という自覚があります。
ここ数年、何度か瞑想会というものに出席したことがあります。
いずれも、私より若い方が主催で宗教とは無関係。
長時間黙ってじっと座っていられるか?不安はありましたが、やってみると
自分の頭の中では絶え間なく雑多な考えが後から後から浮かんでくるのだなということを発見しました。
また、2時間ほどの瞑想が終わってみれば、かなりすっきりしている、という体験もしました。
■武満徹の音楽
前回もご案内しましたが、今年は作曲家の武満徹さんが亡くなってちょうど20年。
昨年から今年にかけて、日フィルではマーラーチクルス(マーラーの交響曲すべてを演奏する)が企画され、抱き合わせのプログラムとして毎回、武満徹作品が選ばれています。
マーラーチクルスの3回目には私も栗友会合唱団として出演をし、1,2,4回目は聴衆として参加しました。
他にも沢山のコンサート、テレビ、ラジオで今年は武満徹作品に触れる機会が多くなっています。
子供の頃、聴いていた時はまさに「前衛音楽」でしたが、後にやはり栗友会合唱団の活動の中で武満徹の「風の馬」を歌うことがあり、自分の身体を通して作品と接する機会を得ました。
そうしてみると、武満徹の描く音の連なりの中に何か風景や手触り、感覚、感情のようなものを少しずつ感じることが出来るようになりました。(と、自分は思っている)
武満徹の音楽はある風景の中に自分自身が立っていて、周りの自然や人々を眺めている。
「それらにあなたは何を感じますか?」と尋ねられているような気がするのです。
■会の開催
そんなことを感じるようになってから、私と同じように音楽を通して「自分は何を感じるか?」を自分に問いたい人がいるのではないか?と考えるようになりました。
スポーツなど体と共に心を動かす人、料理の味に最も刺激を受ける人、匂いの中に思索をめぐらす人…
さまざまに人がいる中で、音楽をたどりながら自分の心と向き合いたい人がいたら
そういう人と共に瞑想をしてみたい、と思いました。
そんな中、平日開催のご希望がありましたので10/13(木)にもおこなうことになりました。
ご参加の希望があれば、お知らせ下さい。
会の最後にはお菓子を食べながらの座談会がありますが、瞑想中に思ったことを話すもよし、全く違う話題で盛り上がってもよし、何もない人はただお茶を飲んでいて頂ければ良いですし、自由にやりたいと思っています。
【武満徹の音楽でおこなう瞑想会】
・10/13(木)14:00~17:00
・10/22(土)14:00~17:00
・参加費1000円
・アクセスバーズ体験は+2000円
<会の流れ>
・瞑想1時間40分~ヴォイスヒーリング20分~お茶会1時間
<アクセスバーズ体験>
・脳のデトックスと言われるアクセスバーズを体験したい方は瞑想時間内に20分間受けて頂けます。
<お申込み>
たまみ(らんこっこ)まで
rusalka(at)yahoo.co.jp
080-4853-0625