らんこっこ音楽堂♪

ヴォイストレーニングとカウンセリング

片付けはロンド形式?

最近、佐々木正悟さんのポッドキャストが面白くて、毎日聞いています。
【GMV208】「元に戻すというイリュージョン」の回では

佐々木さんが「家の中のものを元に戻すというのは、元に戻すのではなく、正確に言えばクリエイトしているのだ。なぜなら完全に元に戻すことは出来ないから」としゃべっていて、えー?って思うわけです。

私は4年ほど前まで、片付けが出来ない、ことに自分自身が悩まされていました。
今では片付けが出来るようになったんですけども、それはやはりちまたでお勧めされている
・1つ1つの物の場所を決める
・使ったら、その場所に戻す
その2つをやるようになったからなんですね。

だのに、「物を元にもどしているのではない」「それはクリエイトなのだ」と言われると「???」ってなります。

私はこういう時に音楽を通して考えると理解できることが多いので、それを試みてみました。

・何かが所定の場所にしまってある
・それを誰かが出して使う
・また所定の場所にしまう
・また出して使う
・しまう


始めに片付いた状態をAメロとして、何か物を出した状態をBメロと考える。そして、次にまた片付いた状態にすることをAメロとすると……これはロンド形式だな、と思ったんです。

「何それ?」という方は、大変丁寧に音声付きでわかりやすく解説なさっている方のブログがありますので、読んでみて下さい。

「ロンド形式」を解説 展開を秒数で表示すればすぐ理解できる | 音楽力の泉

 

例えば、
・Aメロ……小さなお花が咲いていました。
・Bメロ……暑い日が続いてお花は元気をなくしています。
・Aメロ……小さなお花が咲いていました。

こういう歌だった場合、始めのAメロでは、「ああ、お花がさいているんだな」と状況をまず把握します。
その後、Bメロを挟んで再び同じAメロが現れた時には「ああ、元気になったんだな」と暑い日を経たお花をそこに見るわけです。
なので、始めにAメロが提示された時と、Bメロを経てから演奏するAメロとは全く意味合いが違う。
そう考えると、それはまさに「クリエイト」であると私にもわかります。


佐々木正悟さんのポッドキャスト

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