歌う時の舌の位置
民謡を習っているレッスン生の方が
民謡の先生のところで歌ったら
「舌を引っ込めなさい!」
と怒られたとのこと
私は以前の記事でも書いたけど
母音の時は舌を伸ばすことをお勧めしています。
(どんな時もではありません、例外は沢山あります。)
NHKなどにも何度も出演され
沢山のお弟子さんを指導している民謡の先生が
発声を直したい、といらして
指導させて頂いた時期もあるのですが
その女性の場合は
舌が奥まっていて
つまり、舌根にすごく力が入っていました。
それにより起こっていたことは
高い音、低い音が出しにくくなる、つまり音域が狭くなる。
自由に音を動かせない、つまりフレーズをうまく描くことが出来ない。
そして、声の伸びを止めてしまっていました。
「舌はいつも伸ばして使う」のではなくて
自由に曲げたり伸ばしたり
適切に使えればいいのです。
舌を丸めて舌根に力を入れる癖のある人は
一旦、舌を伸ばして、舌根の力を抜くことを覚え
その上で、自由に舌を使いましょう、というお話でした。
自分が舌に力を入れてしまっているか?
舌に入れた力を抜いて歌いたい、などを
レッスンでやってみたい方は
ご連絡下さい♪